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知性溢れる独自の世界観で見るものを魅了する比類なきハウスダンサーBOXER

HOUSEDANCEを軸としてBREAKING,HIPHOP,POPPING等あらゆるジャンルを織り交ぜ独自のスタイルと世界観を確立しているBOXER。もちろん実力は折り紙付きで2014年のDANCE@LIVE HOUSE, THE GAME HOUSE SIDEにて優勝を収めるなど国内での活躍に留まらず世界からも注目を受けている彼に世界的に注目されるようになった要因やダンスの考え方の深い部分についてインタビューを行った。

また、撮影当日に曲選びから振り作りまでしてもらい、即興でワンムーブ踊ってもらったダンス映像を撮影。熟練のスキルと軽快なステップが調和した事で生まれる彼にしか出せないハウススタイルを是非ご覧いただきたい！

Q.ダンスを始めたきっかけを教えてください。

「高校生の頃に深夜のレイヴを見てダンスを始めたくなったんですけど、茨城だったので周りにそういう場所がなくて。最初はダンスではなくボクシングを始めました。進学すると、大学にはダンスのサークルがあったのでボクシングと並行してやっていました。ボクシングのほうは引退があったのでそれが嫌だなと思って、最終的にはダンスを選びました。」

Q.現在のダンス活動を教えてください。

「沖縄の『tabasco』というクルーがあって、そこに参加しています。ソロではたまに舞台や映像、ミュージックビデオに出演したりですかね。あとは、ゲストバトラー、ジャッジなんかもやっています。」

Q.ご自身のダンサーとしての強みはなんだと思いますか？

「やっぱり、他の人にはない技術だったり、動きですかね。格好も含めて、他の人にあまり似ていないところ。そこは強みだと思いますね。」

Q.Instagram,TikTokの総フォロワー数110万人越えと、かなり大勢のフォロワーがいらっしゃいますが、ここまで伸び続けている最大の要因はなんだと思いますか？

「これは、他の人にはない動きだと思いますね。とにかく誰にも似ない踊りをしようと思って踊っているので。『これは誰もやってない』の積み重ねが、他の人とは全然違う踊りになって、誰にも似てないから多くの人が見てくれるようになったんだと思います。」

Q.日本国内だけでなく、世界でも活躍しているBOXERさんですが、世界で活躍するために必要なマインドやスキルを教えてください。

「技術的には、とにかく難しくすること。SNSで見て真似されないくらい圧倒的に難しくしたいです。あとは、最初からネガティブにならないこと。海外の人に比べて劣っているわけではないし、日本人には日本人の踊りがある。さらに言えば、自分には自分の踊りがある。強気なマインドが一番大事だと思いますね。」

Q.BOXERさんのパフォーマンスを見ると、ダンスはもちろん、ファッション面でもかっこいい印象を受けます。踊る時のファッションのこだわりはありますか？

「踊りと私生活はあまり分けていなくて、踊る時にこの服を着よう、というのはなくて。普段から自分が良いと思う服を着ています。あとは、よくわからない服は買わないということ。作り手の人と知り合って、とか、ショップの人と仲良くなって、とか。ここの工場でこういう部分に配慮して作ってます、というのがわかる靴もよく買ったりしますね。」

Q.ご自身のダンス人生において、ターニングポイントはどこだと思いますか。

「コロナの感染が拡大し始めた頃に、現場での仕事が少なくなって、自分のダンスについて考える時間がたくさんあって。踊りの理論だったりを固められたのでそこがターニングポイントでしたね。自分だけの踊りを突き詰めて深める方向性が固まりました。」

Q.ダンスを仕事にしようと考えている人に向けてアドバイスをお願いします。

「フィジカルも服装も選曲も踊りも、誰かの後を追うのではダメで、自分で考えて自分だけの踊りをすることが大切だと思いますね。もうとにかく唯一無二で。多少他の仕事は失ってでも、この人にしかできないっていうものが増えたほうがいいと思いますね。」

Q.様々な方面でご活躍されているBOXERさんですが、今後の展望や野望などを是非お聞かせください。

「今度城田優くんの舞台が渋谷ヒカリエの東急シアターオーブであって、それが初舞台なので楽しみにしています。あとは自分が元々ダンスミュージックよりもバンドミュージックのほうが好きだったので、そういう人たちとの絡みも増やしていきたいです。俳優業にも興味がありますし、絵を描いたりもしているので、色々なことをやっていけたら嬉しいですね。」