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ダンス業界を盛り上げるため日夜奔走する新進気鋭の実力派ダンサーTatsuki

キッズ時代から最強ティーンズバトル集団"BEAT SOLDIER"のメンバーとして数々のバトルで名を残し、現在は"BixBite"や"GRAYSOURCE"、"kophy"を結成し、各方面で活躍中の若手HIP HOP DANCERのTatsuki。そんな彼がこの夏、世界最大規模のダンスバトルイベントであるDANCEALIVEの新プロデューサーに就任したというニュースはストリートダンス業界に少なくない衝撃を与えたのは記憶に新しい。そこで今回は彼自身のダンスの話に加えDANNCEALIVEに対する想いや今後の構想についてインタビューを行った。

また、撮影当日に曲選びから振り作りまでしてもらい、即興でワンムーブ踊ってもらったダンス映像を撮影。ダンサーとしてだけではなく、ダンサーを支える側からの視点を持っているからこそ見える彼の言葉と鍛え込まれた体幹から繰り出される迫力あるダンスを是非ご覧いただきたい！

Q.ダンスを始めたキッカケはなんですか？

「スイミングスクールに通っていた頃に、親のお迎えを待っている間、同じスポーツクラブのダンスレッスンをずっと見に行っていました。それを見ていた両親に“興味があるならやってみる？”と言われてダンスを始めたのがきっかけです。スイミングは速攻でやめました(笑)」

Q.現在のダンスの活動について教えてください？

「"GRAYSOURCE"というチームをメインに、"Bixbite"と"kophy"の3つのチームで活動しています。オンラインサロンや、イベントを主催したり、自分達で映像を0から作って配信したり、ショーの依頼が来れば出演したりと幅広く活動しています。」

Q.ご自身のダンサーとしての強みは何だと思いますか？

「いい意味で何でもやるっていうところですかね。ダンサーとしての尖りみたいな部分もかっこよさではあるんですけど、自分は逆に色々な人やコミュニティと関わって、沢山のことを吸収しようと意識して動いています。アングラのバトルやショーに出るのはもちろん、メジャーシーンでもコレオグラファーとして作品を作ったり、ワークショップを開催したりと、どんな場面でも活動できるところが強みだと思います。」

Q.DANCEALIVEのプロデューサー/オーガナイザーへの就任を告げられたとき率直にどう思いましたか？

「もちろんびっくりはしました。以前からキャスティングなどには携わっていたので、“これまでよりも責任を負う立場になるのか”という感覚になりました。でも自分の中では“もちろんやります！”という気持ちにすぐになりました。」

Q.今後のDANCEALIVEをどういったイベントにしていくなどの構想はありますか？

「まずはダンサーファーストなイベントにしていきたいです。ダンサーの方々がいなかったらダンスイベントは成り立たないので、何よりもホスピタリティを大切にしたいです。お金が全てではないですが、ギャランティもその一つで、その人に対しての尊敬や愛を乗せられるものだと思っています。小さなことの積み重ねをしっかりとしていきながら、今ある日本のイベントよりも、手の届かないラインまで規模感やクオリティーを高めていきたいです。音楽やアートも取り入れ、一般の方もしっかり楽しめる音楽の祭典みたいな感じですが、メインはダンスバトルと言う一番新しい形のイベントにできたらと思っています。」

Q.DANCEはもちろん、プロデューサー業だったりcrewでの活動だったりと幅広く活動をされておりますが、それぞれの活動で意識していることを教えてください。

「ダンス面でいうと、"GRAYSOURCE"は関東HIPHOP連合みたいな感じで、自分の中で大きな存在のチームです。自分たちが上の方から教えてもらったHIPHOPのカルチャーや黒さみたいなものを、しっかりと下の世代にも継承していきたいと思っています。"Bixbite"と"GRAYSOURCE"はストリートカルチャーという部分でブレないように活動しています。"kophy"は色々な音楽のジャンルが混ざったアート寄りのチームで、自分達がやりたいことをやる！を軸に動いています。プロデューサー業では、あんまり自分の中でダンサーとプロデューサーという部分に差はないと思っています。自分がダンスを頑張れば頑張るほどプロップスが付き、プロデューサーとしてイベントを成功させられるとダンサーとしての価値もどんどん上がっていくと思っています。ストリートダンスカルチャーを広めたいと言う軸をブラさずに色々な現場に自分の足で行き、色々な知識や繋がりを大切にしながら新しいことに挑戦していきたいです。」

Q. ご自身のダンサー人生においてのターニングポイントはどこだと思いますか？

「何個かありますが、"BEAT SOLDIER"というクルーを組めたことが自分の中では大きかったです。中1までバトルに出ることにずっとビビっていたのですが、"BEAT SOLDIER"のみんなが上手で、その環境の中にいるうちに、自分に自信が持てるようになりました。クルーで色々な大会で優勝し、注目されたりするようになったところが一番最初のターニングポイントです。高校卒業後、"Bixbite"のチームを組んだこともかなり大きいです。自分が絶対に勝てない二人を誘い、自分を奮い立たせる環境をわざと作りました。HIPHOPカルチャーにフォーカスをあて活動し、JUSTE DEBOUTでの優勝が一番デカいターニングポイントです。」

Q.ダンスを仕事にしようと考えている人に向けてアドバイスをお願い致します。

「D.LEAGUEというプロへの道筋ができたり、ダンサーからアーティストになり芸能界に行く人もいて今は色々な手段がありますよね。逆にアンダーグラウンドで尖りながら活動している人たちも、しっかり稼げるというところを作らないといけないなと思っています。本人の努力値もあると思いますが、八割近くはイベントを運営している人達にもかかっていると思います。そういう意味で、今からダンスを仕事にしようと考えてる人達が活躍できる場所を作っていきたいと思っています。とりあえず俺が何とかするので、期待していてください！（笑）アドバイスとしては、何事もちゃんと考えて行動することが大切だと思っています。俺は高校を卒業する前からここまでの道筋を全部決めて活動してきました。自分のダンスだけに集中するのではなく、周囲をしっかりと見て、時代の流れを知っていると全然違うと思います。色々な“攻め方”を考えられると大きな力になると思います。」

Q. 今後の活動に関して展望などありましたら是非お聞かせください。

「まずはDANCEALIVEをヤバイ規模にしたいですね。日本国内でDANCEALIVEはもう手が届かないイベントだと、他のイベンターが思う位のところまでは持っていきたいです。あとはダンサーがもっと社会的に豊かになる世界を作りたいです。ダンサーはいちアーティストなので、一人ひとりに合わせたアテンドやギャランティなどを配慮し、最大限に発揮してもらえるようホスピタリティを大切にしていきたいです。自分も20年近くダンスシーンいるので、お世話になった先輩方や、生徒さんにしっかり恩返しをしていきたいと思っています。」

Talk about stylng

「ナイロンのセットアップは久々に着ましたが、踊りやすく、シルエットの太さがやっぱりいいなと思いました。HIPHOPERは特にズボンの太さうるさいので（笑）。ほどよく太くて、足元の裾部分も絞れるので色々遊べそうです。Tシャツも胸元の超綺麗な刺繍が気に入ってます。個人的に今Tシャツ刺繍アツいです（笑）色ものを久々に着ましたが、意外と自分黄色似合うことに気付き、今度黄色のアイテムを買おうかなと思いました。」

Talk about sneakers

「とても踊りやすく、HIPHOPERには必須と言って良いほどクラシックな形ですね。このシリーズはカラーも豊富にあるので好みで選べるし、今回履いたグレーと青の組み合わせはシックな感じでいいなと思いました。ダンスにも向いてるし、普段履きとしても両方使えます。やっぱり踊る時と普段との境目がないところが、ストリートっぽくていいですね。正直、素晴らしいとしか言えないくらい気に入っています！(笑)。」

着用スニーカー
ナイキターミネーター LOW
fn6830-001
税込 ¥16,500
https://www.atmos-pink.com/item/nike/fn6830-001