カバーダンスから振付、バックアップまでマルチに活躍するフィメールダンサー、marina
幼少期からダンスを始め、多くのジャンルを習得。中央大学法学部出身で一度は就職するも、ダンサーとしての仕事が舞い込み、その道で生きていくことを決意。ダンサーとして、InstagramやYouTubeなど、SNSでの発信を積極的に行い、多くのフォロワーから支持される存在となる。振付師、アーティストのバックアップ、インストラクター、育成など多くのシーンでマルチに活動する彼女に、日頃どんなことを心がけて仕事をしているのか、SNSの発信の仕方など、ここでしか聞けない話を聞いた。
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Q、ダンスを始めたきっかけと学んできたダンスジャンルを教えてください。
「ダンスを始めたきっかけは、小学校4年生の時。友達のダンス発表会を見て自分もやりたいと思ったからです。ジャンルは、HIPHOPから始め、中学校ぐらいまでGIRLS HIPHOPやJAZZ HIPHOPをやっていました。高校生ぐらいからはJAZZ FUNKとHIPHOPを続け、HOUSEやLOCKなどを単発でレッスンを受けこともありました。その他にHEELSやJAZZなど、色々なジャンルを幅広くやってきました。色々なジャンルをやろうと思った理由は、オールマイティに踊れるダンサーになりたかったから。知らないよりは知っていた方がいいかなと思って。地元のダンススタジオに通いながら、インターネットで調べてavex artist academy、NOAダンスアカデミー、En Dance Studioなどにも通っていました。」
Q、ダンスを仕事にしようと思ったきっかけや出来事はありましたか?
「きっかけは某有名アーティストのツアーのお仕事の話をもらったからです。小学生からダンスを始めて、中高も部活には入らず外部のスタジオに通っていたので、何よりもダンスを一番頑張ってきました。ただ、両親が就職を望んでいたこともあり、高校卒業後は中央大学法学部に進学。在学中にダンスが仕事になり始めましたが、食べていける自信がなかったので、公務員試験を受けて大学卒業後は渋谷区の公務員になりました。公務員なら定時で帰れて、ダンスも続けられると思ったからです。ですが、就職して半年後、ダンスの仕事をもらえるチャンスがありました。公務員は兼業禁止なので、公務員の仕事かダンサーとしてアーティストのツアーかという選択になり、ツアーを回りたいと思ったので仕事を辞めて、ダンサーとして生きていくことに決めました。」

Q、ダンサーとしての人生のターニングポイントはありますか?
「コロナの時期ですかね。仕事が全部なくなりました。決まっていたアリーナでのライブもなくなり、レッスンもクローズ。本当に何もなくなりました。その時期はすごく暇だったので、SNSにダンス動画、K-POPダンスなどを投稿しました。リールができた時期だったので、SNSを頑張ったらそれがバズって、自分の名前が広まったと思います。そこから振り付けなどの新しい仕事も来るようになりました。それまではダンサーの繋がりから仕事をもらっていましたが、自分に直接クライアントから仕事が来るようになったんです。」
Q、YouTube「まるっとスタジオ‼︎」を始めたきっかけは何ですか?やっていて面白いなと思う部分や大変だと感じることもあれば教えてください。
「自分を発信するツールとして、仕事に繋がるかもと思ってYouTubeチャンネルを作りました。最初の頃、カバー動画を載せていたら再生回数が伸びたので、自分をもっと売るツールとして始めた感じです。大変なのは更新することですね。編集が特に大変です。今年は結構、自分が振付して生徒に踊ってもらって、作る作品を載せたいと思っています。2ヶ月に1回そういう撮影の日を作っているので、今後投稿していきたいです。」

Q、YouTubeやInstagramをやっていて、どのような反響があるかを教えてください。
「振付の仕事が来るようになりました。あとはインフルエンサーとしての、例えばこれ踊ってみてくださいとか、これ着てダンス動画撮ってくださいっていうようなPRの仕事もすごく来るようになりました。インスタに動画を上げて、YouTubeも活用しているダンサーってなると、アーティスト側のマネジメントの方々にも説得力がすごくあるようで。それで探していただいて見つけてもらうっていうことは多いですね。」
Q、投稿する上で意識していることはありますか?
「何が一概に正しいとは言えないですが、流行っていることで回っている動画、要はカバーダンス動画を載せるとしたら、それをしっかり、いい動画にするということ。適当に踊るんじゃなくて、ちゃんと練習して、良い感じに踊ったら回ると思うので。ただ踊るのではなくて、自分のスキルをしっかり見せるっていうのも大事かなと思います。」

Q、バックダンサー、振付師、育成、インストラクターなどを行なっている中で、それら全てを両立させていくために努力していることはありますか?
「もうとにかく頑張る!という感じでもありますが(笑)。私の場合、仕事の現場の時はその現場のことだけを考えて、別のレッスンだったらそのレッスンに集中する。切り替えを大事にしています。他には、現場に行ってない時間も、何時から何時まではこの振付を考える、何時からは何時まではこのレッスンについて考えるっていう感じの生活をしています。そういうことまでちゃんとスケジュールで組んで、しっかりやらないと終わらないので。ただ私、そうするのが結構好きなのですよ。事前の準備はすごく大事ですね。」

Q、今、求められているダンサーはどんな人だと思いますか?
「今というか常に求められているのは、バックダンサーも振付師も裏方の仕事でも、どんな振付が求められていて、その方に合うのかを考えられること。どんなバックダンサーがどんなダンスをしたら、その人たちがもっと輝くのか。曲やグループに合うように毎回対応できるダンサーがすごく大事だと思います。求められるものに合わせてキャラクターも、踊り方も少し変えられるようなダンサーが活躍できると思って、私はそれを意識して仕事しています。」

Q、振付師として心掛けていることがあれば教えてください。
「やはり振付師っていうのは、曲が元々あって、こういう振付を作ってくださいっていうオーダーのもと作ることが多いです。だからこそ、そのマネジメント、クライアントからのオーダーをコミュニケーションからちゃんと受け取って、しっかり理解して作るのかがすごく大事。それをおろそかにしてしまうとイメージの違いが生まれてしまうので。イメージをすり合わせられるような関係性を作る事と、コミュニケーションが大事ですかね。あとはインスピレーションの面で、様々な振付を作るために、常に自分にちゃんとインプットする事は大事だなと思っています。ただそれがダンスの動画を見るというよりは、色んな音楽聴くとか、芸術作品を見るなど。単独に凝り固まったものではなくて、色んなものを見ていくように。自分がずっと同じ自分のままでいないようにしています。」

Q、ファッションが好きだとYouTubeなどでもおっしゃっていたかと思いますが、最近の自分の中でのファッションのこだわりがあれば教えてください。
「結構ずっとレイヤードが好きなので、色んなものを重ねてバランスよくするのが好きです。こだわりで言うと、足元は大事にしています。結構ポイントになると思うので色味なり、形なりを取り入れるようにしていますね。」
Q、今後の展望を教えてください。
「現在は、女性シンガーソングライターのステージを担当させていただくことが多く、自分が踊ったり、ダンサーキャスティングをしたりしています。自分が考案してステージングとか演出とかもさせて頂くことも増えて、最近はステージを作る事が好きだなと感じました。今後はもっと色々な振り付け、ステージング、演出とかを他のアーティストさんでもやらせて頂けたら嬉しいなと思います。」
SNSでの自己プロデュースによって多くのチャンスを掴んできたmarina。これからも多くの現場で振付、ダンサーとしての活躍を楽しみにしたい。
Talk about stylng
「MA-1が可愛かったので、これに合わせてコーデを組んでみました。キャミは実際人気で、店舗でも売れているみたいです。パンツの黄色っぽい感じとMA-1のカーキの相性もよくて気に入っています。」
着用衣装
アトモス ピンク ギャザー ミリタリー エムエーワン
25ss-tajk03-khkb
¥19,800(税込)
https://www.atmos-tokyo.com/item/fone/25ss-tajk03-khk
アトモス ピンク カーゴ デニム パンツ
25ss-kmlp06-brn
¥14,300(税込)
https://www.atmos-tokyo.com/item/fone/25ss-kmlp06-brn

Talk about sneakers
「見た目もスタイリッシュなんですけど、すごく軽い。土踏まずのところにもクッションがついていて、フィット感がすごいので、歩きやすい。踊ってみた感じだと、JAZZとかを踊る方でも履けると思いました。床が掴みやすい感覚があります。」

着用スニーカー
ナイキ ウィメンズ スーパーフライ
hj8082-002
¥14,850(税込)
https://www.atmos-tokyo.com/item/nike/hj8082-002

marina Profile
ダンサー・振付師
アーティストのバックダンサーとしての活動のほか、振り付けの提供、企業CMやMVへの出演などデジタル領域でも活動。
パフォーマー・振付師として、女性の持つ美しさや強さを表現した踊りを得意としながら、講師としての活動を通じ、幅広い世代へ向け、ジャンルレスにダンスの楽しさを発信している。
鈴木愛理、王林など有名アーティストのバックダンサーとしての活動のほか、Crystal Kayやいぎなり東北産等、さまざまなジャンルのアーティストへの振り付けの提供、企業CMやMVへの出演などデジタル領域でも活動。
パフォーマー・振付師として、女性の持つ美しさや強さを表現した踊りを得意としながら、講師としての活動を通じ、幅広い世代へ向け、ジャンルレスにダンスの楽しさを発信している
STAFF CREDIT
Model:marina
https://www.instagram.com/marina__tanaka
HAIR & MAKEUP:aki Iizuka
https://www.instagram.com/aki_iizk
Photo & Movie:REALY
https://www.instagram.com/realy_photo_
Edit & text:megu
https://instagram.com/megu3_hanabi
Production:bashment
https://www.instagram.com/bashment_inc