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DANCERS FILE

【DANCERS FILE Vol.47】SHUHO

2024.01.31

世界を魅了するカリスマハウスダンサーSHUHO

国内外問わず数々の有名バトルで優勝経験を持ち、世界的な活躍を見せる日本のハウスダンスシーンを代表する1人、SHUHO。実力派ハウスダンスチーム「TOKYOFOOTWORKZ」のチームプロデューサーを務め、伝説的VOGUEチーム「House of Ninja」や「吉本坂46」のメンバーでもあり、幅広いシーンで活躍している彼にダンスに対する考えやショーケース作りへのこだわりについてインタビューを行った。

また、撮影当日に曲選びから振り作りまでしてもらい、即興でワンムーブ踊ってもらったダンス映像を撮影。彼の真髄とも言えるフットワークと高速のステップワークやアクロバティックなフロアを是非余す事なくご覧いただきたい!

「中学時代に先輩から借りたクラブミュージックのCDがきっかけです。その時に初めて聴いたハウスミュージックの4つ打ちの音楽に衝撃を受けました。それから少しずつダンスや音楽が好きになり、中学から高校へかけて音楽に没頭していきました。東京に進学してきた時に、ダンスミュージックには興味がありましたが、ダンスのジャンルは詳しくない中で、ハウスダンスというものがあることを知りました。自分が聴いていたハウスミュージックで踊るダンスがあることに衝撃を受け、ダンスにものめりこんで込んでいきました。」

「吉本興業に所属し、個人としてはプレーヤーやコンテストの審査員、チームの運営やショーケース作りをしています。また国内外問わずワークショップを開催したり、タレント活動もしています。特に自分の中で制限は設けず、ダンサーとタレント業を両立し活動しています。」

「ニューヨークに5年程住んでいたことや世界各地を周り、様々な大会に出た経験が自分の中の強みになっていると思います。周りの人ができない出会いや経験ができ、ダンスシーン以外の活動を通して、客観的にダンスシーンを見て、深堀りしたり視野を広げることができました。その経験が他の人とは違う感性やスタイルになっていると感じています。」

「ニューヨークから帰国する直前に開催された、ハウスダンスインターナショナルと言うハウスダンスの世界大会で優勝できたことです。当時ハウスカルチャーに焦点を当てた世界大会はなく、それが初めての経験でした。実はその時足を捻挫していたので、サポーターを付けて、痛み止めを飲んで挑みました。とても大変でしたが、これまで積み重ねてきたニューヨークでの経験の集大成として、帰国する前の最後の大会で優勝することができ大きな経験になりました。大会で優勝した嬉しさは勿論、自分の成長の象徴となりましたし、ニューヨークのダンサー達へ恩返しできた嬉しさも印象に残っています。」

「マインド面ですと、世界は本当に広く様々な価値観のダンサーがいるので、常にオープンマインドでいることが大切だと思います!自分の価値観や感性は、これまでの経験から構築されたものであり、それを持つことはとても良いことですが、常に心を広げて吸収し、異なった価値観を認めることも大事です。世界には様々な正解があるので、これが正解でこれは間違いという考えを持たないことが大切だと思います。自分の中でカルチャーを深掘りし、研ぎ澄ましてくと自分には合わず認められない部分も生まれてくると思います。ダンスではこの気持ちはある意味毒になってしまうことが多いので、常にオープンマインドでいることで、新しい感性を発見することができると思います。スキル面では、自分の強みを見付けることが大切だと思います。海外のダンサーは体が大きく身体能力も高く、感性も豊かな人が多いのに対し、日本人は積み重ねるのがとても上手な人種だと感じます。この日本人ならではの強みや深みを最大限に活かしていくことがダンサーとして成長する為に必要なことだと思います。」

「ショーケースを作る時はプロとして、自分のやりたいことを最初に1つ明確に打ち出すようにしています。その中でも、自分達だけが楽しむのではなく、見ている人もテンションが上がり楽しんでもらうことも常に気を付けて作っています。ショーケースは見せる側と見る側の両方がいて初めて成り立つ空間だと思ので、独りよがりにならないように見せるという意識を持って作っています。」

「大学時代にニューヨークに行ったことがターニングポイントだと思います。当時のチームメイトと半月程ニューヨークにステイした時に受けた衝撃がとても大きかったです。ニューヨークの人達の表現の自由さと、日本とは違う本物のカルチャーに触れ、ニューヨークの街に魅力感じ、初めて住みたいと直感的に感じました。そこから大学を卒業するまでにビザを取り、ニューヨークに住むための準備を始めました。その時の経験がなければ今の自分はないと思っています。」

「確かにダンスを仕事にすることはとても難しいことだと思います。今はある程度システムができているので、そのシステムの中に入ってしまえば、ある程度形にはなると思います。お金をいただく仕事という観点で見ると、どれだけ人の役に立てるか、その人を喜ばせられるかへの対価だと思っています。ダンサーとして人の役に立っているのかを考えた時に、なかなか難しいジャンルだと思いますが、自分の活動がどれだけ価値を与えられるかが鍵になるんじゃないかなと思います。ダンスが上手ければ仕事になる訳ではなく、実績やスキルはあくまで一つの武器であり、人と人との繋がりと言う面ではコミュニケーション能力や、時間を守り連絡を怠らないと言う社会性も、仕事にする上では大切だと思います。アートとして突き詰めていく情熱も大切にしながら、必要な時にはプライドを排除し、仕事に集中していけるかが大きなポイントだと思います。ある意味ダンサー誰にでも仕事のチャンスはあると思います!」

「ダンスをもっと身近に、一般の人に価値を見出していけるカルチャーのようなものにしていきたいです。ダンスを突き詰めていくと、どうしても内向きにパワーが向いてしまうので、それを外向きにもバランスをとっていくことが重要だと思っています。内向きに活動している人が多い中で、自分は色々なメディアやダンサーがあまり参加しない場所にも進出し、外に向けて発信する役割をしています。ただ自分の本当の居場所はアンダーグラウンドのカルチャーであり、そこが好きでダンサーを続けています。だからこそ自分もまたコンテストに出場し、プレーヤーとしての活動を今年はより一層強めていきたいと思っています。」

Talk about styling

「衣装は生地感がとても良く、着やすく動きやすかったです。動きやすくてデザインもかっこいいので、普段着でもダンスの衣装としても使えるなと思いました。」

Talk about sneakers

「本当に軽くてフィット感があり履き心地が良かったです!スニーカーは最初に履いてから慣れるまで時間がかかることが多いですが、履いた瞬間からすぐにフィットして動きやすかったです。ボリューミーなデザインが今のファッションにも合わせやすいので普段使いもできそうです。」

着用モデル
ナイキ エア PEG 2K5
fj1909-100
税込 ¥20,130
https://www.atmos-pink.com/item/nike/fj1909-100

SHUHO profile

"The House Dance Project"の中心メンバーとしてNew Yorkで5年間活動し海外でのWORKSHOPやJUDGEなど世界的に活動しているダンサーである。

Brian Green主催の「House Dance Conference 」優勝、NYで行われた世界大会「House Dance International」においても連覇し世界チャンピオンになる。

日本に帰国後は世界最大級のイベント「DANCE@LIVE FINAL 」グランドチャンピオンに2度輝き、続く「DANCE@LIVE WORLD CUP」でも優勝、JUSTE DEBOUT JAPANでは過去最多7度の優勝。

テレビ東京の放送で開催された「超DANCE@HERO」のGRAND FINALでも”TOKYO FOOTWORKZ × REG-STYLE!!”でHOUSE DANCEとDOUBLE DUTCHを見事に融合させたパフォーマンスで優勝を掴み、その年に開催されたチームでの単独ライブを成功させる。

現在もダンス講師、パフォーマー、振付師として活躍中。

STAFF CREDIT

Model : SHUHO

https://www.instagram.com/shuho_chiba/

Movie:MoonKitchenFilms

https://www.instagram.com/moonkitchenfilms?igsh=MWNqczQzbmdrdm42dw%3D%3D&utm_source=qr