ファッションもダンスも自分のスタイルを貫き、多くのステージで活躍するカリスマダンサーMARINA
静岡県出身。キッズ時代からMAD CHICKZ!!!というチームで多くのコンテストにおいて結果を残し、高校はVAW栄光ハイスクールに進学。以降数々の有名アーティストのバックダンサーとして活躍し、現在では母校VAW栄光ハイスクールでも講師を務めるダンサーMARINA。さらに自分のルーツである地元静岡で、週に一回レッスンも行い、多くのダンサーから支持を得ている。様々な活動を続ける彼女から今の活動を確立した経緯や、ここでしか聞けない本番に向けての向き合い方など貴重な話を聞いた。バックダンサーとして活動したいダンサーたち必見の内容である。さらに、撮影では現在のMARINAのヘアスタイルにぴったりのスタイリング、お洒落で可愛いブルーコーデが完成。1発撮りで撮影されたエナジー全開のHIPHOPダンスもぜひチェックしてほしい。
Q、ダンスを始めたきっかけは?
「元々2、3歳の幼い頃からテレビでSPEEDさんとかを見て勝手に踊るということはしていたらしいです。私は覚えていないですけど、本格的に始めたのは8、9歳になった時。自分からやりたいと言ったことをきっかけに両親が地元のダンススクールに連れて行ってくれました。まずはHIPHOPを始めて、そこから主にHIPHOPやってきたのですが、高校がVAW栄光ハイスクールというダンスの専門学校に入ったので、そこでHIPHOP、LOCK、POP、JAZZ、HOUSEをベースに、バレエのクラスなども経験し、大体のジャンルは一応やりました。高校に入ってから様々なジャンルに本格的に触れましたが、幼い頃から、たまに別ジャンルを受けていたこともありましたね。」


Q、アーティストのバックアップやMVのお仕事でやりがいに感じることはなんですか?
「色々なダンス活動を経験してきましたが、私が一番好きな瞬間はアーティストさんのライブにバックダンサーとして立たせていただいている時です。お客さんの素直な反応がすごく伝わってきて、歓声とか一緒に音楽に乗るなど反応がわかりやすい。自分がエンターテイナーとして観ている人が反応よく返してくださるのが私はすごく楽しくて、やっていてよかったなと思いますね。他にも、それを作っていく過程も私は好きです。バックダンサーはアーティストさんありきの仕事で、その方のやりたいことや頭の中にあることをお話ししてくださったりするのです。それを自分も想像して同じように作っていったりとか、その中に溶け込めるようにする作業が、自分だけでは踏み込めない雰囲気にも踏み込めたり、違う自分になることができて楽しいし、やりがいを感じています。」
Q、どういう経緯でバックアップの仕事を掴んでいきましたか?
「私の場合はオーディションとかではなくて、お世話になっていた先輩や先生からお仕事をいただくことがほとんどです。その先生に習いに行ったきっかけは仕事が欲しいからではないので、そんなことは思っていたわけではないけど、結果的にはそこで評価されて声をかけていただいて今に繋がっていますね。業界的にはオーディションもあるのでそういう道を通って仕事を掴んでいく子もいるし、私も受けたことはあるけど、8割くらいはお誘いいただいたお仕事という感じですね。」


Q、ダンサーとして活動したいと思っている人が今行動すべきことはなんだと思いますか?
「時代が結構変わっているので難しいなとは思いますが、やっぱり繋がりが大事かなと思います。SNS社会なのでそこから繋がっていくのももちろんありなのですが、周りを見ていても実際に会ってとか、そこにいていいなとか、人柄も見て繋がっていくことが多い気がする。レッスンもそうですし、色々な場所に行ってみる。イベントでもいいと思います。そういうところで人と直接会って繋がるっていうのがいいのではないかなと思います。」
Q、多くの場所でダンスを教える機会があると思いますが、踊りを教える上で心掛けていることを教えてください。
「私は厳しいタイプの先生だと思うので、これをもし生徒が見たら本当かよと思うかもしれないですけど(笑)。第一に楽しんで欲しいとは思っています。プロでやりたいとか趣味でやりたいとか最終的な目標は違うと思いますが、絶対に好きで始めたという共通点はあると思うので、やっぱり楽しんで欲しいなという気持ちは強いです。でも楽しむっていうのがヘラヘラなんとなくやって、楽しいっていうより、一生懸命練習して楽しいという方向に持っていって欲しいので、そこには厳しい過程がありますね。他にも細かいところで言うと、絶対わかりやすいように教えてあげるのは心がけているので、自分で作った振付があったとして、それを自分の中で人に教えるシミュレーションをしています。カウントで教えるってなった時に、私の性格上きっちり人間なので、正確にカウントとかも教えてあげたいという気持ちがあって、一旦みんなに渡すイメージをしてからレッスンするという自然な癖がついていますね。」

Q、習慣にしているトレーニングやリラクゼーションはありますか?
「私本当にトレーニングが苦手で全くしないのです。あとこれは生徒にあまりバレたくないのですが、本番前はそれがアーティストのライブやダンスショーケースでもこっそりスタジオに入っています。前日とか1時間でも時間をとって、ここ数年続けているコソ練ですね。」
Q、普段のファッションへのこだわりはありますか?
「派手だなって思ってもらうことです。仕事によってはこれが仇となることもあるのですが、私の場合は性格的にもダンスのジャンル的にも振り切った方がいいなと高校生の時に思って、そこからずっとこんな感じですね。それが一度もぶれたことがないから、常に派手っていうテーマを持ってやっています。もともと派手なものが好きなのですが、それをもっと誇張してやっているような感じです。」
Q、歌やDJなどの経験もあると思いますが、挑戦しようと思ったきっかけはなんですか?
「本当に根本にあるのが、私は音楽が好きでダンスもその派生ですね。音楽というものがそもそもあってダンスに出会って、そこから歌もDJも、もちろん音楽っていうカテゴリーの中にあるものなので好きで始めました。そもそも興味が割と分散するタイプでずっとこれっていうのも性格的に違うので、実は歌とかDJとかとはまた全く別なことで、今も新しいことをやっています。自分の中で興味があることに気軽に挑戦することができるタイプなのと、音楽が好きだったっていうのが歌とDJをやったきっかけですかね。」

Q、今後の展望を教えてください。
「身体的にも体力的にもダンサーをプレイヤーとしては、ずっとは続けていけない職業だと高校生くらいから考えていて、今はその上でダンサーをやめるとかではないですが自分がダンサーとして第一線を退いた時のこと、セカンドキャリアについて考えています。もちろんまだダンサーとしてプレイヤーができる年齢なのでそこは今でももっとやっていきたい気持ちはあって、これからの方がより精力的になっていくかなと思っています。でも頭の片隅には先のことを考えていて、実際最近そこが固まってきたような感じです。今は新しいこととしてそれをどんどん固めつつ、プレイヤーとしての活動をもっとやっていきたいと思っています。」
プレイヤーとして多くのステージを経験する他、多くの生徒を持ちダンスを楽しんでもらうために厳しくも愛を持って指導をしているMARINA。ダンサーとしての活躍はもちろん、常に先を見つめセカンドキャリアとしてどんな未来を描いているのか。今後の活動にも注目していきたい。

Talk about stylng
「私が今青髪なので、それに合わせていただいたブルーコーデがすごく可愛かったし、写真でも映えていたので嬉しかったです。アイテムとしてはパンツが踊りやすかった印象。デニムだと突っ張ってしまうものも多々ありますが全くそれが気にならなかったのでよかったです。トップスのタートルネックも着心地が良くて、薄いけどあったかいような感じ。黒のキャミも言わずもがな私のタイプで最高でした。」

Talk about sneakers
「シンプルにめちゃくちゃ踊りやすかったです。初めましての靴だと固くて自分に馴染んでいないことがありますが、今回初めて履いても気にならず踊りやすかったです。ターコイズブルーのカラーリングも私のタイプで嬉しかったです。」


着用モデル
ナイキ コルテッツ
dm4044-103
税込 ¥11,330
https://www.atmos-pink.com/item/nike/dm4044-103

MARINA Profile
キッズ時代からMAD CHICKZ!!!というチームで活動し、都内のコンテストで数々の優勝、入賞を果たす。また2012年にCASIOが主催するコンテストで、大会史上初のソロでの優勝を果たしCASIOと契約。2012年からBABY-Gダンサーとして活動。またEXILE、三代目 J SOUL BROTHERS、倖田來未、與 真司郎(AAA)、青山テルマなど数々の有名アーティストのバックダンサーを務める。
【バックダンサー、ツアーダンサー経歴】
AI
青山テルマ
與 真司郎(AAA)
アーバンギャルド
板野友美
Awich
EXILE
Crystal Kay
倖田來未
三代目J Soul Brothers
湘南乃風
t-Ace
DREAMS COME TRUE
FAKY
など
STAFF CREDIT
Model: MARINA
https://www.instagram.com/marinamatsumoto_
Photo & Movie:REALY
https://www.instagram.com/realy_photo_osaka
Edit & text:megu
https://www.instagram.com/megu3_hanabi/
Production:bashment
https://www.instagram.com/bashment_inc/